集客施策に比較サイトがおすすめ?メリットとデメリットを解説

比較サイトの存在は知っているけれども、比較サイトに掲載した際の具体的なメリット・デメリットを知らないという方も多いのではないでしょうか?

そのような方々に向けて、本記事では、比較サイトをWeb集客施策として活用する際のメリット・デメリットや、比較サイトで集客を成功させるために重要なポイント、比較サイトの選び方について解説しています。

比較サイトを活用したWeb集客施策をご検討している方、既に比較サイトを活用しているが思うような成果を出せていない方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

差別化マーケティングナビを運営する株式会社コリンでは、「業界特化型比較サイト」の制作を行っています。競合他社との差別化や集客にお困りの方はお気軽にご相談ください。

比較サイトの掲載について相談する

比較サイトとは

比較サイトとは、さまざまな商品・サービスの説明、値段、機能、ランキングなどを一目で比較できるwebサイトのことです。

ユーザーにとっては、短時間で複数の商品・サービスの特徴を比較し検討できるため、多くの人々に利用されています。

比較サイトのメリット

ここでは、比較サイトをweb集客施策として活用することで、具体的にどのようなメリットがあるのかについて解説していきます。

比較サイトのメリットは以下2つです。

  • 購買直前のユーザーを獲得できる
  • 競合他社の顧客を取り込むことが可能  

1.購買直前のユーザーを獲得できる

比較サイトをweb集客施策として活用するメリットとしては、購買直前のユーザーから問い合わせを得られることが挙げられます。

「●●サービス 比較」と検索して、比較サイトに訪れるユーザーは、AIDMA(アイドマ)モデルでいうと、「比較・検討」フェーズにいるユーザーになります。

つまり、サービス購入の直前の段階にいるということです。

そのため、比較サイトでは、既に購買意欲の高いユーザーの獲得が可能になります。

※AIDMA(アイドマ)モデルとは:消費者が商品やサービスを購入するまでのプロセスを表したモデルのこと。Attention(認知)→Interest(興味・関心)→Desire(比較・検討)→Memory(記憶)

2.競合他社の顧客を取り込むことが可能

また、競合他社の顧客を取り込むことができるというメリットもあります。

当然のことながら、比較サイトのカテゴリ内には、競合他社の商品・サービスも掲載されています。

そのため、競合他社のサービスに興味を持って比較サイトに訪れたユーザーであっても、自社商品・サービスの情報を自然に目にすることになります。

そこで、競合他社との差別化が上手くできていれば、最初は競合他社に興味を持っていたユーザーを自社に取り込むことが可能になります。

比較サイトのデメリット

上記のように、比較サイトをweb集客施策として活用するメリットは多いですが、

その一方でデメリットも存在します。ここでは、比較サイトのデメリットについて紹介します。

比較サイトのデメリットは以下2つです。

  • 自社商品・サービスを目立たせることが困難
  • 料金プランによっては費用対効果が悪くなる

自社商品・サービスを目立たせることが困難

比較サイトには、各カテゴリーごとに多くの企業の商品・サービスが掲載されており、

限られた掲載スペースの中で自社の特徴や強みをアピールしなければなりません。

そのため、比較サイト内で自社商品・サービスを目立たせることが困難であることが多いです。

ただ、比較サイトの中には、自社商品・サービスの強みを押し出しやすいフォーマットもあるので、掲載する比較サイトを選ぶ際には事前に掲載フォーマットを確認しておくことをお勧めします。

料金プランによっては費用対効果が悪くなる

比較サイトは、料金プランによって資料請求や資料ダウンロードが発生した都度、費用がかかる場合があります。この際、成約に繋がらないいわゆる「低品質なリード」に対してもコストがかかることになるので、総合的にみて費用対効果が悪くなることも起こり得ます。

ただ、「初期費用がかかるけれど、リード獲得時に支払う料金が安い」比較サイトもあるので、自社商品・サービスと料金プランの相性がいいかどうかをチェックしておきましょう。

比較サイトへの掲載がおすすめな会社の特徴

次に、比較サイトへの掲載がおすすめな会社の特徴について解説します。

自社広告が行き詰っている

自社広告に力を入れてきたが、思うような成果を出せなかったというサービスも比較サイトへの掲載がおすすめです。

自社広告では、自社で自社の強みをアピールするのに対して、比較サイトでは第三者視点から自社の強みをアピールすることができるため、自社広告では獲得しにくかった層のユーザーを獲得することが期待できます。

自社広告で思うような成果が出ていないのであれば、比較サイトをweb集客手段として活用することを検討してみてください。

競合他社にはない自社の強みが明確

比較検討の段階にいるユーザーは、その商品を選ぶ理由を求めています。

競合他社との違いが明確であるサービスは、ユーザーにとってその商品を選ぶ理由になりやすいので、比較サイト内で選ばれやすくなる傾向にあります。そのため、競合他社にはない自社の強みが明確な会社は、比較サイトで効果を得やすいと言えます。

比較サイトに掲載する際には、競合他社にはない自社の強みがきちんとユーザーに伝わるように意識しましょう。

単価が高い

一般的に、単価が高いサービスほど、ユーザーは比較検討に多くの時間をかけます。そのため、単価の高いサービスは比較サイトと非常に相性が良いです。

一方、単価の低いサービスはユーザーが比較検討にかける時間が短くなる傾向にあり、比較サイトとの相性が悪いです。また、購買に至っても収益が低いため、望むような費用対効果を得られないケースもあります。

比較サイトの選び方

ここまで、比較サイトをweb集客施策として活用するメリット・デメリット、比較サイトへの掲載がおすすめな企業の特徴を解説してきました。

ここでは、実際に掲載する比較サイトを選ぶときに、重視すべきポイントと注意すべきポイントについてそれぞれ解説します。

比較サイトを選ぶ際のポイント

比較サイトを選ぶ際には、以下3点のポイントが重要です。

  • サイトカテゴリが自社サービスに適しているか
  • 安定してリード獲得できるか
  • 料金体型

サイトカテゴリが自社サービスに適しているか

サイトカテゴリとは、「生産管理システム」や「採用管理ツール」などのサービスを表すキーワードのことです。 

比較サイトのサイトカテゴリが自社サービスに適していない場合、リード獲得が上手くいかないケースが多いので、自社サービスとサイトカテゴリがマッチしているかは、とても重要なポイントです。

比較サイトによっては、特定のカテゴリに特化したサイトもあるので、自社サービスとサイトカテゴリの相性が良い比較サイトを探しましょう。

安定してリード獲得ができるか

掲載する比較サイトを探す際に、安定してリードが獲得できそうかという観点はとても重要です。

当然のことですが、掲載する比較サイト自体にユーザーが集まっていなければ、比較サイト上で効果的にリードを獲得することはできません。

そのため、比較サイト自体が検索結果で上位に表示されているか、常にユーザーに利用されているかはチェックしておく必要があります。

料金体系

比較サイトには主に、初期費用型、月額費用型、リード単価型という料金体系があります。

多くの場合、1リード当たり●●円というリード単価で料金が決まるという料金体系が一般的ですが、初期費用や月額費用が必要となることもあります。

各比較サイトの料金体系を注意深く確認し、自社が求める成果を効果的かつ予算内で得られるサイトを選ぶことが重要です。

こんな比較サイトには注意

一方で、以下のようなサイトには注意が必要です。

  • 根拠が見えないランキングが掲載されている
  • 多数の商品を羅列した巨大サイト

・根拠が見えないランキングが掲載されている
比較サイトの中には、ユーザーがより商品・サービスを選びやすくするため、ランキング形式を導入しているサイトもあります。

ランキング形式自体は全く問題はないのですが、どのようにしてランキングが決定されたか、どのような基準で商品が選ばれているかを明確に示せていない比較サイトの場合、ユーザーからステマとしてレッテルを貼られ悪評が立ってしまうリスクもあります。

多数の商品を羅列した巨大サイト

多数の商品が掲載されていることはSEO対策になるので、膨大な量の商品数がただ並べられている巨大な比較サイトがあります。

サイト自体は、検索結果で上位に上がっていることが多いため、認知を得ることはできるかもしれませんが、比較される対象が多く競争率が高いです。そのため、リード獲得やその後の成約という観点では、効果的ではないことが多いので、注意が必要です。

また、価格競争に陥りやすく、大手企業が有利になりやすいという点も懸念されます。

参考記事:比較サイトの思わぬ落とし穴。見なきゃ損する比較サイト注意点5選!

比較サイトを活用して集客を成功させるために

最後に、比較サイトを活用して集客を成功させるための重要なポイントを解説します。

比較サイトを活用して集客を成功させるためには、競合他社との差別化を図り、自社商品・サービスの独自の強みや特徴を強調することが非常に重要です。

前述の通り、比較サイトには多くの企業の商品・サービスが掲載されており、自社の商品・サービスを目立たせることは容易ではありません。しかし、その中で競合他社との差別化を明確にし、ユーザーにアピールすることで、比較サイト内で自社を際立たせることができます。これにより、集客効果を一気に高めることが可能です。

競合他社との違いを明確化するために、バリュープロポジションという考え方を用いることをおすすめします。バリュープロポジションとは、「競合他社は提供できず、自社だけが提供できる、ユーザーが求める価値」のことを指し、競合他社との差別化ポイントを見つけ出す際に、よく用いられます。

特に、比較サイトに訪れるユーザーは一度に多くのサービスの情報を目にするため、他サービスとの具体的な違いを知りたいと思っています。

例えば、業界の最安値だったり、他サービスが持っていない機能が備わっているかなどです。

比較サイトを活用して集客を成功させるために、自社商品・サービスのバリュープロポジションを的確に見つけ出し、比較サイト内に押し出していきましょう。

参考記事:バリュープロポジションとは?作り方と成功事例を解説

まとめ

比較サイトは、web集客の手段として様々なメリットが存在する一方で、競合他社との違いを明確に示すことができなければ、上手く成果に繋がらないこともあります。

また、比較サイトを活用した集客を成功させるためには、「バリュープロポジション」という競合他社にはない、自社独自の強みを明確化することが重要であることも紹介しました。

比較サイトを活用したweb集客施策を行う場合は、「バリュープロポジション」を用いて、着実に集客成果を出していきましょう。

【差別化マーケティングナビ】の運営元である株式会社コリンでは、今までバリュープロポジションを活用した「業界特化型の比較サイト」を100サイト以上制作してきており、比較サイトで成果を出すためのノウハウを有しております。

もし、比較サイトの制作・掲載やその他web集客施策を検討している場合は、お気軽にお問い合わせください。

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